2010年7月22日 (木)

iOS 4.0.1アップデート顛末

iPhone素人が遭遇したトラブルを備忘録的に記す。

iPhone4のバックアップ、同期作業を終え、iOS 4.0.1のアップデートを行った。一連のアンテナ騒ぎで電波減衰を実感したことがないため、特に望んではいないアップデートだ。ゆえに (余計なトラブルは招いてくれるなよ…) とつぶやいたわけだが、今から思えば余計な一言だった。

一番最初のエラーメッセージは失念した。その後死ぬほど見ることになるメッセージと同じものだったはず。失念の原因はエラーの瞬間、それみたことか的な猛烈な怒りで我を半分忘れたためである。「ほらぁっ(怒」 と声が出た。取れる手段は復元のみ。iPhone4から参入のド新米ユーザーからするとフクゲンという響きと字面にそこはかとない恐怖を感じる。

すかさず “iPhone 復元” で電脳空間を探索する。復元は何にも怖くないですよ~の一節を見つけるまで10分ほど漂い続けた。恐怖を払拭したのち復元ボタンを押し、その推移をジッと見つめる。復元中たしかに 「ファームウェアを復元します」 のメッセージ進行(というかバー表示)が遅いなと感じていた。が、トラブルまでは予期していなかったので、ポンとPopUp音とともに 「iPhone が復元できませんでした。不明なエラーが発生しました(9)」  と表示されたときは、怒りよりも驚きで 「うわぁっ」 と声が出た。

怒りと困惑でワナワナしつつ “iPhone 復元できない エラー 9” で再び電脳空間を漂泊。幾人かの方が4.0.1アップデートで同じ症状を発しておられる。いっそアップデートをかけた人全員が同じ症状であってくれれば妙に安心できるのだが、無事な人が大多数のようだ。エラー発症者に他の方々がアドバイスしているが芳しい状況ではない。なかにはちょっとしたこと(iTunesの再インストール等)で復旧している人もいるが。またツールで対処する人もいる様子(JB関連ではない)。これはiPhone素人ではハードルが高いと判断し復旧手段リストから除外した。

Err9_2 http://support.apple.com/kb/TS1275?viewlocale=ja_JP
これが今回発症した問題の対策であり、まずは従うが吉だろうと実行に移す。結論から言うと全てをトライして全てが同じ結果となった。毎回ファーム復元が出来ずエラーコード9となる。ログを見るとサーバにつなげずタイムアウトになっている。会社のPCも2台ほど使ってみたがやはり同じ。iPhone素人なのでUSBケーブルはもちろん純正。その他モロモロのトライをやりつくし、その都度エラー9の画面。1回あたりのトライ時間はバカにならず仕事への影響出まくり。向ける先のない憎悪が膨れ上がる。

 

アップデートをかけるまでの2週間、何のトラブルもなく初スマートフォン生活をウハウハ堪能していただけに憎悪の膨張率がすこぶる激しい。誰が俺に4.0.1を推奨しやがったのだ。タートルネックにジーンズの男のイメージが真っ赤な視界にチラチラする。奥歯をギギギと噛み潰しモフモフした猫的なものを思い浮かべて必死に耐える。

この時点で本体交換は覚悟していたが本当にタイミングが悪すぎる。アップデートの前日、注文して約1ヶ月待ったZAGGのinvisibleSHIELDがようやく届き、貼り付け作業を終えたばかりなのだ。交換となると剥がさにゃならん。リユースは可能(なはず)だが、キレイにやれるものなのか。

取るべき手段の順番が違うことは自覚しつつSoftbankショップへ向かう。1時間待ちを経てトラブルの内容を説明。SBに直接来られても困るんですよ的なことは予想通り指摘されたが、一応復元を試してもらった。やはりダメだったがその際の説明が 「ウチでも昨日から復元が全然できない。Appleサーバが混み合っているのでしょう」 とのこと。いろいろ突っ込みたくなるコメントだが、この場は礼を言って引き上げた。

やはり正しい順で処置すべきだなと反省しAppleのコールセンターへ電話。エラーの発生状況と推奨された処置をすべて行ったことを伝えると 「それだけやっていただいたのであれば交換ということになります」 とのこと。ただしヤマトがエラー品を取りに来るのが二日後、交換品が手元に届くのはそこから三日後。むむむ。代替で3GSの手配も出来るとのことだったがそれは遠慮した。もし早く交換したい場合はSoftbankショップで事情を話せば可能という勧めに乗ることにしたが、当然のことながら在庫があれば、ということだった。

翌日朝イチでSBに突撃したがやはり在庫がなかった。他のショップも同様だよと言われ肩を落とす。ほぼ1週間主要連絡手段をロストすることは普通に厳しい。いま取れる手段は全てトライしなければ。会社を午後半休し銀座のApple Storeへ向かうことにした。Storeへ向かうにあたり電脳空間での予習は当然済ませている。Genius Barの予約が必要なのか。ジーニアスの響きが少し怖い。予約画面を開くと当日の選択ができない。ということは飛び込み…。すかさず “Apple Store 飛び込み” で検索。ビクビクし過ぎな自覚はある。

飛び込みで対応してもらった方々の様子をうかがい知ることができたので心を決めて銀座へ。まぁ平日の昼だしね…うわぁっ、なんでこんな人がいるんだ。想像以上の盛況に動揺が隠せない。スタッフに飛び込みであることを説明すると 「今日は予約で一杯です(意訳)」 と比較的クールに返される。一応内容を訊ねられたので状況を説明したが、少々心の平静を欠いていたため “iPhone”の大前提を抜かして話してしまい 「一体何のことでしょう」 と強めの突っ込みを受ける。ゆえに動揺度は増大し、ここに来れば即交換もしてもらえると思って~的なことを口走ってしまった。途端に 「在庫はないんでそういう対応は無理です(意訳)」 とやはりクールにとどめをさされた。もちろんこのスタッフに悪意はない。

心の底からガッカリしながら帰路につく。猛暑の中トボトボ歩きながらさきほどの光景を思い返す。 (交換してもらえると思って~) の一言はあまりにもポイントが低い。動揺していたことを差し引いても、この言い方がスタッフから他の対応を引き出すことを封印してしまったように思える。なんとも情けなや。このまま家に帰ってもただ単に会社をさぼった一日で終わってしまう。一縷の望みにかけて渋谷にも行ってみよう。

渋谷のStoreは銀座よりも空いていた。そのことが少し勇気になる。スタッフへ飛び込みである旨を伝えると 「対応できるのは夜になってしまいます」 とのこと。申し訳なさそうな様子。よほど落胆した顔をしたためか、マニュアルの対応かは分からないが、すかさず 「今日はどのような内容で」 と訊ねてくれた。ありがたやと思いつつ、銀座での失態を教訓にエラー状況のみを簡潔明瞭に伝えると、なんとBarカウンター内のスタッフを呼んでくれて対応を始めてくれた。復元を試してみるので30分後にまた来てくださいとのこと。ここ2日間の徒労(猛暑のなかSB、AppStore渡り歩きも含む)があったため、本当にその対応が嬉しかった。感涙を堪えつつ、ありがとうを連発する。

近くのケンタでオーブン焼きチキンを食べつつ時間をつぶす。この対応の違いは決して両Storeの優劣といったものではなく、俺の物言いが全てであったのだろうとあらためて思う。その自覚はあるが、それを踏まえても渋谷Storeの対応が素敵だ。結局1週間待つことになるとしても気持ちは満たされた。

30分後Storeに戻ると、やはり復元はできないとのこと。この結果にはホッとした。復元できればベストなのに本末転倒の話だが、自分の処置に穴があっただけというオチを少々恐れていたので。次なる驚きは本体を即交換してくれるとのこと。おおっ嬉しい。Store用と自分用の書類にサインをし、新しい本体を受け取った。ありがたや。エラーコード9に関してはやはり個体によるものだろうとのこと。よほどのことがなければ(発生しない)、という表現を使っていた。

幸せな気持ちで帰宅し即復元。無理やり悪い予感を封じ込めて推移を見守ったが無事復元できた。ありがとう渋谷Storeの皆さん。しかし4.0.1のアップデートだけはまだやる気になれない。問題はないだろう。遅かれ早かれアップデートはしなければならない。しかし今はいい。同じことになったら精神力が持たない。

得た教訓。重めのトラブル時は迷わずGenius Barの予約を入れた方が良さげだ。素人ならそれが最短距離ではなかろうか。ちなみにコールセンターで手配してくれた交換品はキャンセルの電話を入れている。ZAGGのinvisibleSHIELDは貼り直した。初回よりはちょっと汚くなった感じ。剥がしている間は水につけておいた。このフィルムを貼る際は水気が必要だが、それとエラーコード9の因果関係は今回に関してはないと思う(9はUSB周りの問題も要因のひとつ)。貼り付け後に水気は丹念に除去しているし、アップデート前までに本体操作、充電やバックアップ、同期をこなしているため。そもそもジョボジョボになるほどの水気ではない。貼り方はZAGGのサイトに動画があるので参照のこと。

2008年3月27日 (木)

Image005 クアアイナの渋谷店でハンバーガーを食す。ボリュームがすごいと聞いていたが、たしかに大きかった。アボカドバーガーはアボカドの量が1個分入っていて好感。ただし大きな手と大きな口を有していないと、面白いくらい中身がはみ出る。女性はカットしてもらった方がよい。パティは香ばしく中はレア気味で味付けが塩胡椒ゆえに肉を楽しめる。実際旨かった。佐世保バーガーもよいが個人的にはこちらの無骨さがよい。野菜量が多いのもよい。

帰りに新宿駅構内のらぽっぽでおさつ木の実パイとぽっぷる購入。おさつ木の実パイのImage007 チョコ味は何を食べているかわからないほど無味無臭に近い。パンプキン味はほのかな甘さ。ぽっぷるは小ぶりだが食べるとボリュームがすごい。 

2008年3月25日 (火)

レンタル

  1. A Tribe Called Quest 「Hits Rarities & Remixes」
  2. NAS 「Illmatic」
  3. 音速ライン 「100景」
  4. STRAIGHTENER 「Linear」
  5. 残像カフェ 「センチメンタル」

100kei 3に好感。

 

2008年3月11日 (火)

追悼

広川太一郎追悼で「Mr.BOO! ギャンブル大将」を観劇。子供時分はMr.BOOのヘヴィローテMichaelhui 放送で太一郎節が頭に叩き込まれたものです。おかげで異様に面白い映画という刷り込みがあるんだけど、吹き替えなしで観ると正直かなり辛い。実はかなり地味なので。

口が動いていないホイが太一郎の声でぶつぶつ喋ってる図がなんともおかしい。しみじみアナーキーな吹き替えだよな。できればインベーダー作戦も見直しておきたいところです。ちょっとだけ台詞を拾ってみるとこんな調子。

  • 「2,000ばかり浮いた噂の隅田川」
  • 「とんでもナイター巨人戦だ」
  • 「税務署が税金取り忘れるか、目がしゃっくりするか」
  • 「だらしがないぞ、だらりの帯が」
  • 「話をつけろ、きゅうりもつけろ」
  • 「俺の凄腕知っての通りの青山通り、246で安心しろ」

こんな調子で拾っていくと山ほど列挙リストができてしまう。それにしても最後の台詞は文字起こししても強烈な破壊力。名調子を聞きながら追悼の夜。

2008年3月 9日 (日)

動画変換

Clix2 手持ちのDAP(Clix2)に動画を入れる作業でトラブルがあり、情報を求めて検索を繰り返していました。とりあえず解決したので作業メモを残しておこうと思ったのですが、そのための下書きはさっき破棄してしまいました。

というのも再度同様の作業が必要であればまたweb上で調べればよいということ…に加え、付け焼刃でメモを残すことが躊躇われるので。素人なりの視点でそれなりに使える作業メモがあれば後続の探求者には役立つこともあるかとは思うんですが(少なくとも自分は検索作業中にそう思った)、間違ったことを書いてしまう恐れに腰が引けて引けて。

まぁ動画フォーマット(コーデック)についての調べものだったんですが、あれやこれやで大変ですよね。深く知らなくても日常生活には何ら影響はありませんが、ちょっと足を突っ込むと途端に景色が一変する感覚です。デジタルデバイドにも考えが及ぶ今日この頃。

2008年3月 3日 (月)

パニッシャー

先週の金曜日22時から何気なく観始めたパニッシャーが妙に面白くて最後まで目が離せなくなった。80年代後半から90年代前半のB級かしらんとあたりをつけていたらムッチリした長髪トラボルタが出てきたので最近か!と驚いた。調べてみたら2004年の作品。4年前とは思えぬ凄みだ。

Punisher_2 ラストでトラボルタを車にくくりつけるお仕置きのなんとも言えぬ味わいに愉悦の笑みを噛み殺していたら、炸裂したのがあのオチなのでさすがに声に出して笑ってしまった。あまりに面白かったのでネットで調べてみたらその筋の楽しみを知っている方々には有名な作品だったのね。しかもだいぶカットされていたらしい。無粋なことをするものだ。途中から観たのでよくわからなかったが、駐車違反ネタが最強に面白いらしいのでもう1回最初から観てみたい。

2008年3月 2日 (日)

ライラ

ライラの冒険・黄金の羅針盤を観に行った。主目的がクマだったので概ね満足。クマ王国はのどかでいいね。がおー

Goldencompass 原作物の宿命として詰め込み&駆け足の2時間だったけれど、これはもう仕方ない。で、結局なんなの?ということも何点かあったし、ライラは羅針盤をバリバリ読みこなすけれど、最重要はテンポなのです。2作目以降があればDVDでいいかしらん。

スチームボーイ

つい深夜放送のスチームボーイを観てしまった。劇場で観た時より、よくできているなぁと深く感じ入った部分が多かった。これだけのモノを作って興行的に恵まれなかったのは心底残念なことに思えるけれど、タイミングの問題なんでしょうね。

Steamboy 筋の構築がすごく丁寧で見事だなぁと感心させられるし、話の古さは狙っているものだからいいじゃないと擁護したくなるけど、今更肩を持ってもだめですか。ただ、爺さん(ロイド)のカツゼツはこんなにすごいことになってたっけとビックリしてしまった。リアルっちゃあリアルなんだけれども。喋ってる途中で入れ歯が飛び出すんじゃないかとナマ放送的なドキドキ感がたまらない。

2008年2月27日 (水)

雑記

手打ちタグで日記を何年か書き、仕事にかまけてフェードアウトというお定まりのパターンに抗うべくいわゆるブログへ移行してみることにしました。どこのサービスがよいか吟味もせず、今までniftyだったからココログで、という話です。

ところで現在風邪をひいて会社を二日休んでいるわけですが、この間40時間は普通に寝ています。子供の頃なら落ち着いて寝ていられなかったのに今では際限なく寝ていられます。体は痛いけれど。

これじゃあ明日会社に出ても倒れるぞ、ということでようやく起き出してきてリハビリにPCの前に座っていたら、あっブログ移行なんてどうだろうと思いついて1時間後にこの状態というわけです。簡単なものですねぇ。

話を風邪に戻すと、年に4回は確実にひいており、いい加減この体質が治らないものかと頭を痛めていたのですが、よくよく考えてみると「あ、ノドが痛い!」と気づくのはほぼ自分の部屋ということに気づきました。

Taki 埃だらけで乾燥している部屋がウィルスの好物ということに今更気づいたのです。部屋の片付けは好きなんだけどモノが多いから埃が多い。このことに気付いたことはきっと大きい。これから先は部屋の埃を除去して適当な湿気を与えていればもう風邪はひかないような気がします。自分のなかでは衝撃の大発見で興奮しながらこれを書いていますが、読み手との温度差を感じないわけにはいきません。

移行中

ブログ移行ということで設定を探っている段階です。